潔く真似て、快く真似してもらう
工場の運営、経営に関わっています。生産計画から月の売上がどのくらいになるか、それぞれ生産にかかる経費がどのくらいになるかなどを試算し、工場で利益が出せるように管理をしています。売上となるのは自分達で作るお弁当やおにぎりの商品ですので、商品の出来栄えが悪くないかのチェックをしていくことも重要な仕事です。作る商品は安心・安全なものでなければなりません。また、店舗に商品を納品する時間も決まっており、決められた時間までに製造し、納品しなければなりません。納品が遅れてしまうと、お客様が買いたい時間に商品が並ばなくなってしまいます。そのためには、納品時間に間に合うように日々生産計画を立て、計画通りに生産が進んでいるか進捗確認も行います。工場を運営していく上で、原材料管理やパートなどの労務管理などすべてが適切に管理される状態を維持していくことが現在の主な仕事です。
大きく2つあります。一つはヒット商品を出している会社であること。もう一つはセブン-イレブンという身近で多くの人が利用する商品に携わっている会社であることです。ヒット商品については、就職活動を通して、武蔵野の会社説明会に参加して、私も小さい頃から大好きだったツナマヨおにぎりや手巻おにぎりを業界初で開発した会社だということを知りました。また、セブン-イレブン関連の仕事をしている父より、セブン-イレブンの将来性については良く話を聞いていました。今や全国20000店舗を超える店舗数のセブン-イレブンに並ぶ商品を作っている会社で働くことができれば、みんな食べたことのある商品、みんなに愛される商品作りに関わることができると考えて入社を決めました。
学生時代は経済学部・経営学科でマーケティングや経営学について学びました。現在、工場長という立場は、会社経営と同じで、何にどのくらいのお金を使い、利益を出していくことが現在の仕事なので、学生時代学んだことが活かせていると思います。また、学生時代は飲食店でのアルバイトと、サークル活動にも力を入れました。飲食店では小さいクレープ屋でのアルバイトでしたが、忙しい時などは次に自分は何を行動するべきか、どのように行動すれば一緒に働くメンバーが動きやすいかなど常に考えて行動する力が身につきました。そこで衛生管理の重要性も理解しました。また、サークル活動では、集団で目標に向かって活動する一体感や連携力、集団の中で自分を表現していく力などが身につきました。これら学生時代に経験したすべての出来事が今の仕事に活かされていると思っています。
生産事業本部という部署に所属していたときの話しですが、広島で大雨による土砂崩れ災害が起き、当時新たにグループに入ったプライムデイリーフーズという広島の製造工場が、従業員が出勤できなかったり、原材料が入荷されなかったり、生産がままならない状況になってしまいました。災害が起きた時には、コンビニエンスストアはライフラインとしての役目を果たします。スーパーやデパートなども機能しなくなる中、コンビニの食料品に頼るお客様が多くいます。生産本部は工場の立ち上げや、傾きかけた工場に入り込んで立て直しの支援をすることもあり、私も災害の翌週から広島に長期滞在することになりました。主要道路が通行止めになっており、周辺のレンタカーは満車で借りることができず、当時の先輩社員と2人で大阪で車を借りて9時間運転してやっとの思いで広島に到着できました。そこから約1ヶ月の期間、様々な支援をし、ようやく工場の生産も軌道に乗りました。非常に大変なミッションでしたが、広島の工場の従業員とは、一緒に苦難を乗り越えたこともあり、今でもときどき連絡を取る間柄になれました。
私はこれまでに工場の製造部門(調理)、生産管理、総務・人事、生産事業本部、工場の製造リーダー、そして現職の工場長と、これまでに3~5年の周期で様々な仕事にジョブローションする機会に恵まれてきました。仕事の種類が変わるたびに、新しい知識を身につけることができ、また考え方の幅を広げることができたと感じています。仕事の種類が変化しても、これまでに培った経験は活かせるもので、例えば総務・人事の時のことですが、これまでに製造部門での経験しかなかった自分が、どうすれば製造の難しさ、楽しさを入社前の学生たちに伝えられるか考えた結果、内定者向けにカレーを作る研修会を実施したことがありました。当時の上司・部下のサポートももらいながら、研修会場を手配したり、当日の味の評価を行うために社内の開発部門の方にも協力してもらい、内定者がチーム毎にカレー作りを行い、味の違いや色の違いに気づきを感じてもらうことができ、製造の難しさ、楽しさを伝えることができたと思います。これまでに経験したことを活かせる瞬間を通して成長を感じることができました。
武蔵野グループでは年に2回カイゼン大会を行っています。各事業所で半年取り組んだカイゼン活動を発表しあい、順位を決めるものです。予選に勝ち抜いたチームが本大会で発表し、順位を決めます。本大会では取引先の方々も招き、採点者となっていただきます。各事業所の活動の内容ももちろん素晴らしいものばかりですが、その取り組みを他の事業所が真似て活動を取り入れることで、グループ全体のレベルが上がっていくところが良い点です。武蔵野がこれまで成長してきた背景には、1事業所の取り組みで終わらせず、それを水平展開し、さらに良くなっていきます。各事業所にはカイゼンしてさらに会社を良くしていこうという考えが根付いており、それらを競うところも魅力だと思っています。
工場長となって感じたことは、働く従業員たちが活き活きと、大変なときも楽しいときも共有し働ける職場でありたいと思います。最近では仕事と私生活の両立も充実できる職場でなければなりません。先日も男性社員に子供が生まれ、4週間の育児休暇を取得しました。これは部署のメンバーたちが、彼がいない間もフォローし合いながら業務にあたってくれたおかげだと思います。もちろん仕事ですから、休暇だけでなくしっかりと成果が出せることも求められます。自分の家族にも薦められるくらい、働きやすい職場にしていくことが今の目標です。
就職活動は自分がどんな形で社会に関わるかを見据える大事な時期かと思います。みなさんにアドバイスしたいことは、仕事の種類をゴールに設定しないことです。例えば、営業がしたい、開発がしたい、研究職がしたいなど、色々と希望があると思いますが、それらは仕事の種類であって、そこをゴールに設定してしまうと近い将来のイメージしかできず、いざゴールを迎えたときに自分が本当に実現したいことが何なのか見失ってしまう場合があります。私はこの会社で様々な職種を経験させていただくことができました。それらを通じて感じたことは、どの仕事もやることは同じで、様々な人達と関わり、協力し、成果を出すこと。今よりもさらに良くしていくことです。大切なことは自分が何を実現したいか。それは特定の職種で選ぶのではなく、もっと根っこにある自分の願望は何かを考えみましょう。みなさんが充実した就職活動を迎え、本当に自分にあった会社と巡り会えることを切に祈っております。
商品開発 首都圏商品開発部 楽しむ、楽しませる
商品開発 首都圏商品開発部 「継続は力なり」
品質管理 千葉工場 我以外皆我師
製造管理部門 京都工場 想像なくして創造なし
品質管理 本社品質保証部 笑う門には福来る
営業職 営業部営業課 「できること」 が増えるより 「楽しめること」 が 増えるのが、いい人生
製造管理部門 埼玉工場 初心忘れるべからず
製造管理 神奈川工場 潔く真似て、 快く真似してもらう
商品開発 首都圏商品開発部 艱難汝を玉にす
商品開発 営業開発部 部長 為せば成る、為さねば成らぬ何事も
品質管理 カムス第三工場 消極的な言葉で 自らの心を弱めない
製造管理部門 カムス第三工場 口よりも手を動かせ、 今できる努力を全力でしろ
「これまでの」 武蔵野グループと 「これからの」 武蔵野グループをご紹介します。