楽しむ、楽しませる
セブンイレブンのお弁当の"新しい商品の開発"を主な仕事としております。新しい商品の開発をするにあたり、まずはどのような商品が世の中で求められているのか市場のニーズのマーケティング調査を行います。都内の「人気店」と呼ばれるお店に実際に足を運び、そのお店の人気商品の味や見た目、どのような客層に利用されているか調査をします。そうした調査をもとに商品のコンセプト案を作成し、原材料メーカーと商談して優良な原材料の選定を行い、何度も商品の試作を行います。試作した商品はセブンイレブンと、セブンイレブンの商品を開発している会社が複数参加するMM会議(マーケティング・マーチャンダイジング会議)で審議を行い、更なる洗練を行います。そして3か月程の開発期間を経て新しい商品として誕生させます。商品は開発して終わりではなく、実際に商品が工場で製造できるように製造用のマニュアルを作成し、製造前の工場での検証や初回製造時の立ち合いを行います。また販売開始後も商品の売れ行きを分析し、その商品をより売れる商品にするためにリニューアルに向けた商品開発を行っております。
私は小さなころから料理をするのが好きでした。特に一つの商品を何度も何度も作り、作るたびに前回よりも美味しかった、美味しくなかった、次はもっとこうしようと考えるのが好きでした。そのため将来は食に携わる仕事をしたいと考え、就職活動の際は食品メーカーに絞って活動を行いました。いくつかの食品メーカーの営業職の内定はいただきましたが、武蔵野での面接で人事担当の方から「君はこんなにも料理が好きなのに営業の仕事をするなんてもったいない、武蔵野で日本全国のセブンイレブンで並ぶ商品を開発しないか?」という言葉に胸を打たれて、武蔵野の商品開発部に入るんだと心に誓い、入社を決意いたしました。
大学時代は理学部の化学科で研究室では有機物の合成の研究を行っておりました。一見食とは関係ないように思えますが、化学実験における何度も何度も失敗を繰り返して成功までの道筋を導き出すという経験は、今の商品開発において非常に役立っております。化学実験にて大切だったのは、常に変化を観察するということです。色の変化や泡の出方など、成功したときと失敗したときで分析し、次の実験に生かすというのが成功への近道であることを学びました。この経験が今の商品開発の仕事において、「逐次味見をして味の変化を見る」ことで商品の試作の精度を上げるのに役に立っております。
久しぶりに大学の頃の友人に会ったとき、「セブンイレブンの肉あんかけチャーハンが好きで毎週食べているんだよ」と言われたときです。 その友人には自分がどんな仕事をしているかは詳しく伝えていなかったので、その言葉を聞いて非常に嬉しく、今の仕事が誇らしく感じました。 飲食店とは違い、自分が開発した商品が実際に食べられているシーンを見ることはできませんが、時折聞こえてくる自分が開発した商品の評価が仕事のやりがいとなっております。
実際に商品を製造している工場の社員に「關くんの商品を頼りにしている、楽しみにしている」と言われたときです。商品開発において、いくらテストキッチンで美味しい商品が試作できても、いざ工場で大量生産したときに同じような良い商品が作れなければ、お客様に求めた商品を届けることはできません。そのため開発と工場の連携、工場との信頼関係はとても大事です。開発に入りたての頃は工場との連携が上手くいかず、思うような商品が実際の店頭に並ばないことが多々ありました。良い商品を作りたいというのは、開発側も製造側も同じです。今の自分が大切にしているのは、工場での製造を自分の目でしっかりと見て、工場のできるだけ多い社員と対話して信頼関係を築くということです。このおかげで現場社員の方々と考え方のベクトルを合わせることができ、今の商品が良くなるだけでなく、未来の商品開発についてのヒントが得られるようになりました。
たとえ若手社員であっても、「こんな商品が新しいんじゃないか」「こうしたらもっと良くなるんじゃないか」といったことをどんどん上司に提案ができ、例え難しそうなことであっても「挑戦してみよう」と背中を押してくれる雰囲気が武蔵野の魅力であると思います。野菜炒めの弁当を開発した際は、私が提案した「野菜炒めに背脂が乗っていたらもっと若い人にも売れる商品になるんじゃないか」といったことに対し、上司は「とっても面白いね!やってみよう」と背中を押してくれて、「背脂にんにく醤油仕立ての香ばし野菜炒め弁当」という商品が誕生しました。この他にも自分の意見を言う場が様々なところに設けられていて、個人個人の声が広く届きやすい職場であると感じております。
今後は「セブンイレブンだからこの商品は美味しいね」と言われるのではなく、「この商品は”武蔵野”だから美味しいね」と世間でささやかれるぐらい、良い商品を開発していきたいと思っております。お客様に「この商品は私が開発しました!」と直接伝えることはできないですが、お客様にこの商品は他と一味違うぞと感じていただけるようなシリーズを開発したいです。 また現在は、1年中店頭に置かれるような定番商品を開発できてはいませんが、今後はお客様に常に食べたいと思っていただけるようなヒット商品を開発したいです。
就職活動お疲れ様です。何かと大変かと思いますが、これまでの自分を見返し、これからの自分を考える非常に大切な時間であると思います。しかし正直なところ、実際に働いてみなければわからないことはたくさんあります。その点、武蔵野では会社の中で様々な種類の仕事があります。自分は希望どおり武蔵野で商品開発の仕事に就きましたが、入社時の8か月の研修で様々な配属先を体験することができ、開発以外の配属先の面白さ、やりがいを知ることができました。武蔵野に入社した暁には、今まで知らなかった自分にあった仕事が見つかるかもしれません。もし武蔵野に商品開発を希望で来られる方がございましたら、是非私と素晴らしい商品を開発しましょう。
商品開発 首都圏商品開発部 楽しむ、楽しませる
商品開発 首都圏商品開発部 「継続は力なり」
品質管理 千葉工場 我以外皆我師
製造管理部門 京都工場 想像なくして創造なし
品質管理 本社品質保証部 笑う門には福来る
営業職 営業部営業課 「できること」 が増えるより 「楽しめること」 が 増えるのが、いい人生
製造管理部門 埼玉工場 初心忘れるべからず
製造管理 神奈川工場 潔く真似て、 快く真似してもらう
商品開発 首都圏商品開発部 艱難汝を玉にす
商品開発 営業開発部 部長 為せば成る、為さねば成らぬ何事も
品質管理 カムス第三工場 消極的な言葉で 自らの心を弱めない
製造管理部門 カムス第三工場 口よりも手を動かせ、 今できる努力を全力でしろ
「これまでの」 武蔵野グループと 「これからの」 武蔵野グループをご紹介します。